趣味を始めました。お勉強です

【技術英語検定1級】と【色彩検定3級】の勉強を始めた。
特に取得の義務はないし、就活もしていないので直接的な実利はないだろう。
完全に趣味である。

昔、漢字や四字熟語を暗記するのにハマった時期があり、中3の時に漢検を受けた。
当時は、勉強に苦労していなかった時代だったが、それでもとにかく【合格】や【A判定】など、自分の能力を肯定的に評価されるのは嬉しかったし、それだけで自尊心が高まった。

世の中たしかに、”お勉強”がすべては無い。
むしろ近頃は進学校に進むと”お勉強”している”おぼっちゃん”みたいな謎のレッテルを貼られたりする。

僕自身、博士後期に進学するにあたって、家族からも「社会に出たほうが良い」とか「勉強好きだね」といった言葉をもらったりする。でもこれは、進学校の高校生に「”お勉強”でもしてろ!」という非進学校の人間の視点と変わらない気がする。
結局、自分が知らないことをしている人間は正しく評価することができないのだ。

大学院は勉強するところじゃない。研究をするところである。こんなこと家族に言ったって誰も理解できない。大学卒の人間でも半分以上は大学院の研究というものが理解できないだろう。社会的に極めてマイノリティである。

研究活動は分かりやすい評価を受けない。君は何点 とか 君は何人中何位 というようなスコアリングは受けない。だからこそ不安になるし、自分の研究が正しいものなのか、悩ましい部分になる。


これに対して検定試験は、研究の全く真逆である。小中学生が行っている”お勉強”と本質的に同じである。
だからこそ、必ず点数が出る。合否がでる。
答えがないことをやっているからこそ、答えのある試験の良さが理解できる。
叱ってくれて褒めてくれる人間がいるようなものだ。

今年の冬、11月頃に試験がある。それまでにコツコツと勉強をしよう。