塩からいスウプ
彼女が、スウプをすする
僕の作った塩からいスウプ
鳥の出汁、多すぎた塩味
小さな咳払いをして、彼女はそれを片付けた。
彼女は小さなコップ一杯のビイルを飲んだ。
明日も早いから酒を入れたくないらしい。
ずっと前からそうだ。
西千葉から、毎朝飯田橋まで電車で通っている。
朝七時より前に僕の家から出るのだ
対して僕は、8時前後に起きれば上等といって生活を、している。
一方僕、ロング缶のビイルを二缶と焼酎をコップ一杯飲んだ、
頭が軽く揺れる。
彼女が歯を磨き始めた。
明日の荷物の確認をしている。
本当によくできた人間だ。
一方僕、歯も磨かずベッドでうなだれる。
こうしてベッドで日記を記す。堕落の限りを尽くす日曜。明日は早起きだから今日は寝ると伝える。
彼女は歯を磨きながらなにか娯楽的な動画を見始めた。僕になど眼もくれない。
あぁ、我が君よ
僕に一瞥もくれてくれないか
そう思いながら僕は仰向けに寝返りを打つ
酔っている僕
呆れる君
寝返りで 視界が呆ける
あぁ、弱くなったなぁと、思う。
彼女を見て 幸福を感じる。
そんな日曜